今日のトピックス、「連帯メッセージ」「カナダケベック州、同性愛者の高齢化を視野にガイドライン」「艾未未さん続報」「新疆100人拘束?」「エルメス、先住民族のアートでひと儲け」「洗うと反極右メッセージ出るTシャツをネオナチにプレゼント」、など。

一見正解に見えるものに、要注意。


スクラップを。


◆ ◆連帯メッセージ◆ ◆

08月11日 10:11 朝日新聞
1・17から3・11へ 希望の灯り、出発 
 http://www.asahi.com/special/10005/OSK201108100089.html

>被災地からの求めに応じたもので、震災発生から5カ月となる11日に、岩手県宮古市田老地区で3千個のあんどんにともされる。約1キロにわたる防潮堤と近くの寺の参道に並べられ、犠牲者の霊を迎える。炎はその後、同県や宮城県内を巡る予定という。
  

もうすぐお盆……


08月11日 12:44 毎日新聞yahoo! 経由)
東日本大震災:被災地にランタン8000台 高槻・サンユレック社に礼状 /大阪 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110811-00000148-mailo-l27

>同社は震災発生後、被災地への支援を検討するなかで、乾電池を使わずに明かりを確保できるLEDと太陽光発電を使ったランタン「LEDソーラーランタン」を贈ることを考えた。中国の製造会社と交渉し、修正、改良を加えて品質を高め、6時間程度の安定した点灯が可能になった。 

性能が随分と向上してんねんな。今のソーラーランタンって。



◆ ◆虹の記録、あるいは性的少数者に風通しのいい世界は◆ ◆

08月11日 19:39 AFPBB
同性愛者の高齢者問題に立ち向かうケベック州、カナダ 
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2819491/7626033

>カナダ・ケベック(Quebec)州政府と同性愛者の権利擁護団体「Fondation Emergence」が9日、高齢の同性愛者や性転換者を介護する際のガイドラインを公表した。 

ガイドラインでは、介護担当者に対し、性的指向性同一性障害などに関わらず、介護室内の全介護者の人権を尊重するよう求めている。 

ケベック州政府で高齢者問題を担当する閣僚のマルグリット・ブレ(Marguerite Blais)氏は、キャンペーンが「ホモフォビア(同性愛嫌悪)や高齢者虐待との戦い」の助けになると語った。 

メモ。



◆ ◆中国のゆくえ◆ ◆

08月11日 11:45 CNN
艾未未氏「不正との戦いやめない」、保釈後初めて取材に応じる 
 http://www.cnn.co.jp/world/30003650.html

08月11日 12:55 ロイター
中国芸術家アイ氏、拘束中は反体制デモの取り調べ=関係筋 
 http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-22663320110811

昨日はAFP、今日はCNNとロイター。

>中国の人権問題を批判していた艾氏は4月から3カ月にわたって拘束された。同氏は中国共産党の英字紙グローバル・タイムズに対し、「ある程度の権利を放棄すればもっと楽に生きられるかもしれない。しかしあまりに不正が横行し、教育資源も限られている」「こうしたすべてのことによって幸福がそがれる。私は不正との戦いをやめない」と決意を語った。 (CNN)

>同紙によれば、艾氏は保釈の条件としてインターネットの「ツイッター」利用を禁じられた。しかし同氏は書き込みを続け、8日には自身と共に拘束された同僚の身を案じて「彼らは私との関係のために不当に拘束されている。無実でありながら精神的、肉体的に多大な苦痛を味わっている」とツイートし、9日のツイートでは拘束されている人たちのために行動を呼び掛けた。 (CNN)

>艾氏は4月に空港で拘束され、6月22日に保釈された。北京の警察は新華社通信に対し、同氏が罪を認めたと話していたが、同氏が経営していたとされる会社は7月、脱税の容疑を否定している。 (CNN)

つか、ツイッターどころかネットも禁止されている模様、にもかかわらず、情報発信。


08月11日 16:46 時事通信yahoo! 経由)
新疆厳戒、100人拘束=中国 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110811-00000104-jij-int

凄く短い一報。大丈夫やろか。

>中国人権民主化運動情報センター(本部香港)は11日、7月末に新疆ウイグル自治区カシュガル市で多数の死傷者を出す連続襲撃事件が起きて以降、同自治区クチャ県で「敵対勢力」として公安当局が100人以上を拘束したと伝えた。同県では夜になると厳戒態勢が敷かれている。 



◆ ◆多文化共生とグローバリゼーション◆ ◆

08月11日 毎日新聞
メキシコ・オトミ族:先住民の文化に、エルメス熱視線 
 http://mainichi.jp/select/world/america/archive/news/2011/08/11/20110811ddm007030024000c.html

どうか、文化の搾取となりませんように。

ビセンテさんはエルメスのスカーフのデザイン候補として10枚の下絵を描き、サンニコラスと隣村サンパブロエルグランデの女性計7人が刺しゅうを施した。エルメスはその中から二つの柄を選び、使用権を計5000ユーロ(約57万3000円)で買い取った。支払いの半分を大衆芸術博物館が受け取り、残りはサンパブロエルグランデの小学校改修費に使われた。 

エルメス社の担当者は「刺しゅうはオトミ族全員の財産。(スカーフの)プロジェクトに参加した女性だけで分配すると不公平になるので、全員が利益を得られるよう、小学校の改修に充てることで女性たちと合意した」と説明する。 

>「村はうち捨てられた場所だった。オトミ族の文化が世界中で認知され、作品がもっと売れるようになるかもしれない」。自分のデザインが採用されたビセンテさんは「エルメス効果」に期待する。だが、エルメスのスカーフが1枚5360ペソ(約3万7000円)もすると知り、驚いている。ビセンテさんは下絵1枚を150ペソ(約1040円)で売って生活しているのだ。 

新しいオリエンタリズムを楽しく消費、となっていないかどうか。つか、少し前、エルメスってアフリカのどこかの国の子どもの絵をスカーフにしてなかったっけ?



◆ ◆本日の、これも一つの多文化理解?◆ ◆

08月11日 16:03 ロイター
洗うと反極右メッセージ出るTシャツ、ネオナチ会合で配られ仰天 
 http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22668020110811

イデアもニヤリとさせられたが、この技術が気になんねん。

>Tシャツには「ハードコアな反逆者」というスローガンとともに、どくろマークと愛国的な旗が描かれているが、洗濯すると、「Tシャツが変われるのだから、君だってできる。私たちは極右から抜け出すお手伝いをする」というメッセージに変わるという。 

>Tシャツは匿名で主催者に寄付されたというが、のちに極右活動から抜け出したいと考えている人たちを手助けする団体「EXIT」が提供したものと判明。同団体の創設者、ベルント・ワーグナー氏は、Tシャツは脱退したいと考えている人たちのために作られたとし、「私たちの活動について知ってもらいたかった。特に若者や活動にあまり深く関わっていない人たちに」と語った。 

洗うという行為がダブルミーニング、ってのも。


◇ ◇ ◇

明日の更新はお休み。
暑さがつらいが、また次回。

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