11月05日のスクラップから

先日触れた、(俺の嫌いな)
 ♪夢は叶うから〜……
的な歌を量産し続けてきたTKサン、タイーホ。
その転落振りはさておき、メディアのはしゃぎっぷりが気持ち悪い。

まあ、あの手の(成功者の自意識ダダ漏れ)歌が、
これで少しは減ったらいいのにな、と。
減らないんだろうけど。


スクラップを。


【ニッポン問題】

11月05日 日経NBオンライン
KY空幕長の国益空爆
不用意な情報発信は危機管理意識の死角から
(伊東乾の常識の源流探訪)
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20081104/176177/

自分が触れておきたいと思っていたことを、ようやくまともに論評しているものを発見。とても重要だと思うので、同意の部分を紹介。上リンクでの読み通しを推奨。明日になると会員(登録は無料)でないと後半が読めなくなるが、会員登録しても読んだ方がいい、これ。
(以下、引用;;かなり多い、ごめん。でも、大事)

>田母神氏の主張は「自分は信念を持って正しいことを言ったのだ」という一点に尽きていますが、軍の指揮系統下にあって下僚が勝手に信念で上官の方針に背いているという実態や、それが引き起こす想定外のリスクなどに全く気がついていません。

>ところが、「定年退職」の処遇が決定した11月3日夜、田母神氏は平服での記者会見を、やはり防衛省内局などへの報告を怠ったまま省外で行いました。すでに自衛官ではない、というつもりなのかもしれませんが、立つ鳥後を濁さずの言葉もあるとおり、もし一軍の将として最後の記者会見をしたのであれば、内局への報告は不可欠だったと思います。その辺りの公私の「使い分け」をしてしまうところが、田母神氏最大の問題の一つでもあります

>田母神氏は「政府見解に一言も言えないのでは北朝鮮と同じだ」と述べたようですが、それは「米国陸海空軍とも同じだ」と、正確に訂正されなければなりません。国会への参考人招致にも応じるとのことですので、「持論」以前にまず己の職務を規定する法規から、きちんと点検しなおさないと、航空自衛隊全体の見識を疑われることを指摘したく思います。間違いなく、良心的な武官がたくさん、頭を抱えているはずです。

>今回の田母神「<論文>」は、民間企業が準備したレールの上とはいえ、現役の航空自衛隊幕僚長たる重責の人物が、名と職位を添えて、日本語ならびに英語で、政府見解と真っ向から対立する内容を国際発信するという、過日の中山前国交相の自爆なみに、通常では考えにくいこと

>しかし、現役の航空幕僚長に求められるのは、確かな見識に基づく、脇の締まった危機管理能力で、自分の思いに振り回されて、本心を触れ回るなどということは、将たるもののするべきことではありません。田母神氏は訳がわからないまま「定年退職」となってしまいましたが、問題の根をうやむやにすることなく、後任の幕僚、幕僚長諸官には、その自覚を明確に持ってもらわなければ、麻生首相のいう「再発防止」は絶対に繋がりません。

>もし読者が、真剣に自衛隊を大事に考える人であるなら、国際社会から見て「日本のディフェンス・フォースは命令系統も情報統制もめちゃくちゃです」と、あろうことかアメリカが未だにアレルギーを持つ真珠湾攻撃の日に現役の空将が英語で発信することが何を意味するか、考えてほしいと思います。この日程を考えた人は、日米関係をどうするつもりだったのでしょうか?

あと、関係ないけれども、オバマが米国始まって以来の、初の(軍歴を持たない)文民統制大統領になる、という指摘は、ちょっと驚き。


すまんが、一旦アップ。
今日は、余力があれば、追加を投入するけれども、
時間がなければまた明日、ということで。

.