今回のトピックス、「無人爆撃機で民間人死亡?」「パキスタン、無人機爆撃が過去最多に」「イラク民間人の死者in2010」「アメリカに媚び媚びのNZ」「ロシアの暗殺未遂」「インドで政府批判に扇動罪」「中国、弾圧だとか記者殺害だとか」「世界遺産で観光化」「チベット亡命政府の今後」「パレスチナ国家承認」「青少年健全育成条例とアニメフェア」、など。

おめっとさん。

年を挟んで10日ほど間があいたが、
それほど貯まっていない……と思う。ので、更新。


今日は、2010年12月31日までの日付のものから。


◆ ◆アメリカ戦争◆ ◆

12月29日 共同通信(goo経由)
無人機爆撃で17人死亡 パキスタン、民間人犠牲か 
 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/CO2010122801000879.html

キサマら、クリスマス休暇も取らずに人殺しかえ?


12月30日 共同通信(goo経由)
無人機爆撃が過去最多に パキスタン武装勢力狙う 
 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/CO2010123001000243.html

アフガニスタンと国境を接するパキスタン北西部部族地域で、イスラム武装勢力を標的とする米国の無人機爆撃が10年は110回を超え、過去最多を更新した。武装勢力の拠点があるとされる同地域での攻撃強化は、戦いを進める上で重要だが、パキスタンでは反発が強まっている。民間サイトによると、無人機爆撃は08年から本格化し、09年は53回、10年はこれまでに116回と倍増した。 

人殺しを機械へとアウトソーシングしとる。


12月30日 共同通信(goo経由)
民間人の死者、イラク開戦後最少 10年、NGO調査 
 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/CO2010123001000118.html

>03年のイラク戦争開戦以降の民間人死者数を調査している英米系NGO「イラク・ボディー・カウント」は30日、10年の民間人死者が3976人(25日まで)となり、開戦後最少となったと発表した。死者が4680人だった09年に比べ、約15%の減少。ただ、減少率はその前の2年間と比べ鈍化しているという。 

最少といったところで1年間で3976人、それにカウントが把握していない数字もあるかもしれないし。
そしてその背後には、何倍かに及ぶ怪我人がいるということも想像しておかないと。



◆ ◆世界の為政者さん◆ ◆

12月27日 毎日新聞
華氏911:米外交官が中止試み工作か…NZの上映会 
 http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20101227k0000e030039000c.html

>大使館は、ブッシュ政権を批判する映画が友好国で上映されることに危機感を抱いたとみられる。 

ああ麗しい、奴隷根性。まるでどっかの国みたい。


12月28日 共同通信(goo経由)
ロシア人記者の血から高濃度水銀 体制を批判 
 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/CO2010122801000116.html

これは恐ロシア、の見出しに持ってこようかと思ったけれども、今日はこっちで。

>ドイツ在住のロシア人ジャーナリスト夫妻の血液から高濃度の水銀が検出されたとの報道があり、ドイツ検察当局は27日、夫妻が毒を摂取させられた可能性も視野に捜査していると明らかにした。夫は旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元大佐で、妻と共にロシア政府を批判していた。DPA通信などが伝えた。夫はドイツ誌に「KGBの元同僚らから脅迫を受けていた」と語っている。 

それにしても、ロシアってほんまえげつない。


12月29日 朝日新聞
政府批判に扇動罪、インドで相次ぐ 言論弾圧と批判も  
 http://www.asahi.com/international/update/1229/TKY201012290155.html

>医師で人権活動家のビナヤク・セン氏が先週末、扇動罪で終身刑の判決を受けた。インド中部チャティスガル州の奥地で少数部族民の保健医療に長年携わり、国際的に表彰されたことがある人物だ。その一方で、同州などを基盤とする反政府勢力「インド共産党毛沢東主義派(毛派)」への治安部隊による掃討作戦に対しては、批判していた。 

>セン氏は人権団体幹部として接見した収監中の毛派活動家から手紙を託され、別の関係者に取り次いだ疑いで2007年に逮捕された。今月24日、同州の地裁が終身刑の判決を下した。毛派など非合法団体の支持者に対して、一般的に適用される最高刑は10年。このため法律専門家の間から「終身刑は重すぎる」と批判が起きた。 

>一方、首都ニューデリーの警察当局は11月、英ブッカー賞を受賞した女性作家アルンダティ・ロイ氏に対し、扇動容疑で捜査を始めた。 

>ロイ氏はパキスタンとの係争地カシミールをたびたび訪れ、治安部隊の弾圧に抵抗し、分離独立を求める地元民に共鳴。10月に行われた集会で「歴史的にみて、カシミールはインドの一部ではなかった」と発言し、問題視されていた。 

いずこの国も(含む↓)、権力者の考えることは、似通っちょる。



◆ ◆中国のゆくえ◆ ◆

12月29日 読売新聞
中国の粉ミルク事件、被害者家族代表が仮釈放 
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101229-OYT1T00479.htm

>趙氏は、汚染事件が発覚した2008年から真相究明などを求める活動を展開し、09年12月に逮捕された。北京の裁判所は先月、社会秩序破壊罪で懲役2年6月の実刑判決を下した。 

病気療養を理由に仮釈放されたものの当局の監視下で軟禁状態にあるらしいんで、あまり状況が変わっていない……
良いことを言えども悪口を言えども、とにかく少しでもお上にたてつく気配があれば、懲役がつくという……(涙。


12月29日 AFPBB
ノーベル平和賞の劉氏、獄中で誕生日迎える 
 http://www.afpbb.com/article/politics/2780999/6616014

歌おう、happy birthday to you! 世界の声が、あなたに届きますように。

>人権団体は、中国の法律で服役囚は月1回家族と面会することが保障されているにもかかわらず、劉氏の家族は同氏との面会を許されていないと批判している。また、妻の劉霞(Liu Xia)さんも、北京(Beijing)の自宅で軟禁状態に置かれたままだ。 


12月30日 AFPBB
新疆ウイグル自治区の告発報道記者、殴打され死亡 中国 
 http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2781011/6619151

メモ。

>死亡した新聞記者は、新疆ウイグル自治区の現地紙、北疆晨報(Northern Xinjiang Morning Post)の孫虹傑(Sun Hongjie)さん。 

>孫さんが、奎屯市の自治体が職員宿舎を建設するために地元住民に自宅からの立ち退きを強制しているという報道に取り組んでいた 
 

12月30日 読売新聞
もう住めない…「世界遺産」嘆く中国の少数民族 
 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101230-OYT1T00243.htm

中国だけの問題ではないと思うが。

>1997年、世界文化遺産に登録された。土産店やホテル、レストラン、バーが次々と営業を始め、今では3・8平方キロ・メートルの城内に店舗が2000以上。夜はネオンと大音響の音楽に包まれる。2009年は国内外から758万人が訪れ、観光収入は人口110万人の麗江市の総生産額の75%に当たる88億元(約1056億円)に上った。 

麗江市は建物の維持修復を含めた古城保護に15億元(約180億円)以上を投入した。一方で、城内人口15万人の7割以上を占めたナシ族は、物価の高騰や生活環境の悪化で半数以上が姿を消したという。 

>広州美術学院の李公明教授は「政府と業者、それに御用学者が加わって利益を追い求め、少数民族本来の暮らしという視点を欠いた観光振興は問題だ」と批判している。 


12月31日 読売新聞(goo経由)
ダライ・ラマ、選挙を機に権限移管の意向 
 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20101231-567-OYT1T00261.html

ダライから変わった場合、チベット自治区の状況がさらにどうなるのか、ちと心配。



◆ ◆パレスチナイスラエル◆ ◆

12月28日 毎日新聞
パレスチナ中南米6カ国が国家承認 米国へ圧力のテコに 
 http://mainichi.jp/select/world/news/20101229k0000m030063000c.html

この件、前にも出ていたような気がするんだが、念のため貼り付け。

>AP通信によると、ブラジル、アルゼンチン、ボリビアキューバベネズエラが承認したのに続き、24日にはエクアドルが承認した。ウルグアイもその意向を表明している。いずれもパレスチナ国家の範囲を、イスラエルによる第3次中東戦争(1967年)の占領地(ヨルダン川西岸、東エルサレム、ガザ)と宣言。自治政府が交渉で領土として求めてきた範囲と一致している。 



◆ ◆ニッポンもんだい◆ ◆

12月28日 朝日新聞
アニメフェア、抗議の出展拒否 東京都は作り手の声聞け 
 http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201012280267.html

例の、可決されてしまった青少年健全育成条例関連で。

>反発の一つには、都が作り手の声を聞かなかった経緯がある。都は条例改正を急ぎ、影響を被る作り手と条文について意見交換の場を持たなかった。10社が参加拒否を表明しても、フェアの実行委員長を務める石原慎太郎都知事は「来なくて結構。来る連中だけでやる」と切り捨てた。 

イベントを企画してゲストにこの対応では、失礼この上ない。つか、ビジネス的にもダメダメな対応っていうだけではなくて、大人の言うことばではない、これ。
それとどうやら、同じ日に別会場で同一内容のイベントをやるっぽい。別会場の方、盛り上がるといいな。


◇ ◇ ◇

アップしてみたら、思ったよりも多かった件について。
ま、いいや。
これで、昨年内の記事はだいたい消化、かと。
続きは明日以降に、今年分から。


ほな、また。
今年もよろしう〜!

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